2015-06-06 13:59:09
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Facebody 様からご依頼頂いた「さすらう剣士と魔物憑き」に登場する、「銀狼妃ペーネロペ」を描き上げました。
ありがたいことに今回二回目のご依頼です。
・「さすらう剣士と魔物憑き」
http://ncode.syosetu.com/n8866by/「銀狼妃ペーネロペ」は主役3人の一角ということもあり、キャラクター設定表から作成しました。
下が決定稿ですが、こちらは二枚目です。最初に描いたものから瞳の変更を行っています。
最初に頂いたキャラクター設定に関する文面から、私が最初にイメージしたのはもう少し幼い顔つきだったわけですが、ご依頼者のイメージと異なっていましたので、すぐに修正したものを上げ再チェックして頂きました。
この時、挿絵自体の構図のラフも同時進行しており併せて見て頂いたところ、こちらの顔ならOKとの事だったのですが、挿絵の表情もキャラクター設定表に併せて変更しています。
アオリ、フカンでキャラクターの顔の表現はやはり違ってきますから。
また、今回のキャラクター「銀狼妃ペーネロペ」はスケイルメイルを身にまとったグラマラスボディとのことでしたので、体のラインを出来るだけ表現するように致しました。
結果、「銀狼妃ペーネロペ」は私が描いたキャラクターの中で一番胸が大きなキャラクターになったと思います。
女性のキャラクターを描く際、私は今主流な絵からすると比較的小さめに胸を描いているかと思います。
理由は簡単で、大きすぎるのは私が絵としてのバランスを取りづらいのもありますが、個人的になんとなく作り物に感じてしまうからです。
そのため、できるだけ不自然にならないぐらいの大きさにして、且つアオリの構図にすることで体のラインを正面画よりも強調する感じにしました。
あと画面で目を引くものとして彼女の銀髪がありますが、こちらは風の流れをあまり意識せず、キャラクターを表現されるために不規則に大きく舞うようにしてみました。
この銀髪の塗りについては、髪の下の方に薄く緑のグラデーションを入れた上で、水彩筆で表現というよりも、白黒原稿のベタ艶に近いタッチを入れて表現しています。
狼の耳に関しては、初めヘルムを被っている設定だったのですが、この挿絵一枚で銀狼を表現するには難しく思い、Facebody 様の許可を得て外させて頂いています。
両刃の薙刀(グレイブ)については、塗りを厚塗りのようにした上で刃紋を入れ人物と背景から少し差別化してみました。
以上、今回のご依頼の品について書かせて頂きましたが、色塗りってほんとうに難しいですね。
夢喰セセラさん主催の塗り絵企画に参加して他の方の塗りを見させて頂いていますので、より自分の技術の至らなさを痛感しています。
そんな中、ご依頼頂く挿絵の一枚一枚で私なりに模索しながら塗らせて頂いていますが、YouTubeのメイキングなどを見てもうまく頭に入らないので、ちゃんと勉強したいと感じていますが難しいところです。
こんにちは。
ヘルムのアドバイスありがとうございます。
実はヘルムの細かな設定はご依頼者から既にありまして、そのデザインが特徴的なものだったのです。
それを絵として描いた時に、その特徴的なデザインに先に目が行ってしまい、第一印象が変わってしまったのでどうしよう、、という過程がありました。
勝手にデザインを変えることで、ご依頼者の小説内のイメージを壊すのは避けたかったので、イメージを壊すよりは、外したほうが良かったとなります。
絵のペース、他の方からも言われますが多分描くのは早い方です。
募集をかける際に所要日数を決めていることもありますが、絵に集中できる時間が限られているというのもありますね。
そのため頂いた依頼の絵を書き上げる度、次の課題を自分に与えている感じです。