2015-05-14 18:35:26
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コメント(2)
今回、塗り絵の作成にあたり、忘備録のような作成過程を上げてみたいと考えました。
まず作成環境ですが、スペックとしては古いPCにメモリ6GB積んでいる環境です。
OSはWindows7Pro、タブレットは
intuos5(M)、ソフトは
Clip Studio Paint EXを使用しています。
1.ラフから下書きの作成
まずClip Studio Paint EXでA4サイズで解像度300の設定の新規画面を作成します。
この日は暑かったこともあり、夏を先取りしたいと考えてプールサイドのイラストを描くことにしました。
まず、レイヤーを一枚作成し、ブラシサイズ5のペン(ペン入れと同じサイズです)であたりをガシガシ書いていきます。
次にその上にレイヤーを作成。元のレイヤーの不透明度を下げて、新しいレイヤーに更に形を整えるように再び線を描いていきます。
更にその上に別レイヤーをおいて同様に線を整えつつ形を作っていきます。
基本、人物はすべて裸で描いていきます。
更にその上にレイヤー、下のレイヤーの不透明度を下げての繰り返しとなりますが、今度は色を変えて、顔と細部を作りこんでいきます。
髪の毛は表情や体のラインにかかることがあるため、ここでは描いていません(別レイヤーにします)
右は表情と体のラインの修正を行っています。
今度は別レイヤーを上に作成し髪を描き込んでいきます。
右は頭がちょっと大きすぎたと思ったので、若干頭を小さくしました。
手が長すぎたので、短くしました(いつもデッサンの手直しに時間を取られます)
次に水着と背景を描いていきます。
ラフはこれで完成となります。
この過程で分かると思いますが、私はラフの時点で結構時間を取られます(数えたら、ラフだけで14枚のレイヤー使っていました)
ただ今のところこの方法が一番効率が良いみたいです。
2.線画作成
まずレイヤーの構成ですが、今回の塗り絵は以下のようになっています。
線画だけでもいつもこれぐらいのレイヤーを用意しています。
顔のレイヤーは眼と鼻と口と耳、肌はそれ以外の体のラインを引くレイヤーとなります。
ペン入れに使用する設定ですが、ネットで見つけたSAI風の描き味になる設定を作成し、ブラシサイズ5で引いています。
髪の毛はその下の髪の毛用で、設定は同じなんですがブラシサイズは3に固定しています。
背景を作るにあたり、今回は二点透視で作成することにしました。
詳しい作り方はここでは特に記載しませんが、背景のアイレベル(青色のライン)は主人公の目のラインでとり、アイレベル上に消失点を2つ(紫のラインと青のラインが交わる点)設定し、背景のラインを引いています。
地面には固い雰囲気を表すために、二つの消失点に向かい集中線のような線を引いて重ねています(これは漫画的な表現ですね)
基本のペン入れの順番は以下のとおりです。
1.眼、顔の中、耳2.それ以外の素肌3.服(靴など)4.髪の毛(服にかかる事もあるので、最後にペン入れしています)5.小物、アクセサリー6.背景(髪の毛用のペンで引いています)7.はみ出した線の消しゴムかけ7の消しゴムかけですが、普段ペン入れの際に出来るだけ勢いのある線を引きたいので、はみ出す事を前提に引いています。はみ出した線は消しゴムで消すだけですから。あと、手ブレ補正はあまり使いません(私の場合、使わないほうが綺麗な線が引ける事が多いので)
ペン入れの際のことですが、これはアナログでも同じなんですけど、慣れていない場合は一回のペン入れで線のタッチを無理につけようとせず、一度引いたラインに更に線を重ねて強弱をつけるやり方のほうがきれいな線になる場合が多い気がします。
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・カラーイラストの際の補足
線画のレイヤーについてはこの段階では統合しません。普段カラーで仕上げる際は、線画自体の色をたとえば肌の色を塗り終えてから、それに近い濃い色で透明部分の保護を行った線画レイヤーの色を変更します。必要に応じて、線画の色を変更した後に統合し、更に統合したレイヤーを複製しガウスぼかしを行った上、重ね合わす場合もあります。
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これらを経て完成したのが以下となります。
※カラーの場合は細かいシワは塗りで表現しているのですが、今回は塗り絵ということもあり意識して細かいシワも多少タッチをつけた線で描いています。水着の縫製が異なる中心部分は敢えてシワの線を多く描くようにしてみました。
あと瞳孔については、カラーの場合はこちらも塗りで表現しますので位置の目安の役割です。塗り終わったあと線画からは消しています。
作成ソフトについては以前Firealpacaを利用していましたが、複数レイヤーの同時処理が行えないなど不便な点があり、SAIとOpenCanvasの体験版も使用して比べたんですが、64bit対応で個人的に使いやすいソフトがClip Studio Paintだったためこちらを利用しています。
その他、処理する内容によってはPhotoshop CS6も利用します。以上、簡単ですが今回の塗り絵の制作過程となります。
こんばんは、コメントありがとうございます。
こんなものでもちょっとは役に立ったなら幸いです。
絵は日々試行錯誤なんで、来月同じ行程作成ブログ作ったら違うものになっている可能性もあります。